「まほろば」

新国立劇場で見た蓬莱竜太君の脚本の舞台。すばらしい。今まで「女性を描くのは苦手」と言っていたのに何と6人すべてが女性。長崎が舞台のある祭の夜の話で、珍しくコメディタッチになっている。とにかく女優陣の力量がすごいので、圧倒された。おばあちゃん役の中村たつさんが秀逸。

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伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」

伊坂幸太郎の処女作(実際はこの前に「悪党たちが目にしみる」※のちに全文改稿され「陽気なギャングが地球を回す」があるが)。最初からこのレベルで書かれちゃうと、ちょっと参りますね。恐れ入りました。
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ジョー・R・ランズデールはいいね。

同級生に医者と弁護士がいるといいというのは定番だが、僕には大学の1年後輩で推理小説評論家がいる。これはこれでうれしい。彼女に勧められて読んだジョー・R・ランズデールの「ダークライン」が傑作で、つぎに「ボトムズ」という同じテイストのものを読んだがこれもおもしろかった。他のものも、ということで「ムーチョ・モージョ」という変なタイトルの小説に挑戦したが、いやぁ、これもおもしろい!今まで読んだのと違っておふざけ路線&ちょいハードボイルドだが、基本的には「バディもの」でダメダメな白人とゲイの黒人のデコボココンビが猟奇犯罪に挑むという内容。この「ハップとレナードシリーズ」は6作くらい出ているようなので、全部読んでみようと思った。
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「王様とおばさん」の宮本信子さん

ル テアトル銀座で「王様とおばさん」という福島三郎脚本・演出の舞台を見た。すばらしい。中でも宮本信子さんから目が離せなかった。彼女のたたずまい、しぐさ、セリフすべてがたまらなく切ない。特に最後のフラダンスでの手の表情は絶品だった。亡くなった夫を思う、というところで、ふと伊丹さんのことを思い出したりも。今年最高の舞台、そして(僕が見た中で)福島三郎最高の作品です。
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「パリ、恋人たちの2日間」のジュリー・デルピー

ジュリー・デルピーという人は「ビフォア・サンライズ」の時はただの主演女優だったのが、その後の「ビフォア・サンセット」でプロデューサーを兼ねてあの傑作を作った人。その彼女が今回は監督までやって、プロデューサー、脚本、編集、監督、そして主演と全部自分で作った映画がこれ。ネットで見るとそれほど評価は高くないようだが、そんなこと知ったこっちゃない。傑作です。今のところ今年見た映画でナンバーワンかな。まあ見てください。
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